こちらの搭乗記で書いたとおり、2008年1月現在の成田での中国国際航空のオペレーションはJALが代行しています。おかげで、スターアライアンスゴールドステータスでサクララウンジannexを利用するという、なかなか得がたい経験ができました。
ホテル同様、ラウンジについてもいままでは触れずにほとんどスルーしてきたこのブログですが、せっかくの機会なのでご紹介してみたいと思います。
■ アクセス
このJALのページに詳しいように、サクララウンジアネックスは成田空港第2旅客ターミナルの本館4階にあります。この日搭乗した中国国際航空はサテライトからの搭乗だったので、できればサクララウンジ(サテライト)を指定してもらいたかった気もしますがまあそこはそれ。自分としてはなかなか使う機会のないJALのラウンジなのでどこだって面白いというのが本音です。
エアサイドにアクセスしてすぐの広場、セキュリティを背にしての右端のすこし分かりにくいところ(空港のラウンジって存在感を隠す傾向がありますよね)にサクララウンジの本館とF専用ラウンジがありますが、サクララウンジannexはこれらの入り口の横にあるエスカレーターを上がったすぐそこにあります。
ここは後述するとおり極めて広大な空間を誇っていますが、他の施設がない4階にある分だけ広さを確保できているという感じでしょうか。
■ 概要
これも結局JALのページが一番詳細(俺の書くエントリーって長文なのにこればっかり)ですが、ラウンジ内の和みスペースはラウンジ(1)とラウンジ(2)、そして喫煙室の3室に分割されています。THE BARも和みペースのはずですがバーテンもソムリエもおらず。もちろんお客さんもゼロでここはまったく機能していませんでした。ナイトタイム専用なのかも知れません。
画像は入場してすぐのラウンジ(1)。ご覧の通り混雑とは無縁そうなひろびろゆったり空間です。時間帯によっては混雑することもあるのかもしれませんが、俺が利用したのはそれなりに発着の多そうな正午前後の時間帯。この時間でこのくらいの入りということであれば、椅子が確保できないというほどの混雑はなさそうですね。
内装は館内全体通しておおよそこんなテイスト。エッジを効かせたインテリアのANA Loungeと比べると極めて保守的で面白みに欠けますが、空間を積極的に楽しむのではなく、休む、和むことを一義とするならこっちのほうが落ち着けるような気もします。特筆すべきは右画像の広大な喫煙エリア。いっそ無いほうがマシといった体たらくの1タミ第4サテライトのANA Loungeのゲットーとは全く正反対の空間。
嫌煙家の方からは「このご時勢にこんな喫煙エリアを用意していることこそJALの後進性の証左」とお叱りを受けてしまいそうな充実ぶりです。
■ フード&ドリンクサービス
Soup Stock Tokyoと提携したことで話題を集めたJALのラウンジサービスですが、2008年1月現在ではこれは1フロア下のサクララウンジ(本館)だけのサービスらしく、こちらのサクララウンジannexはミックスあられやクラッカー、プロセスチーズと言ったいわゆる「乾き物」メイン。
おにぎりやデニッシュなんかもサービスされていることになっていますが、俺が訪ねたのは昼食時ど真ん中にだったにも関わらずそういうものは見あたりませんでした。生来さもしい奴なので、あまり気合の入ったフードサービスだと食べ物を頂くことが目的になってしまいがち(そして機内のミールでひいひい言わされがち)なので、俺にはこの程度のフードサービスがちょうどいいのかもしれません。
ドリンク類はコーヒー、紅茶、各種ソフトドリンクにビール、その他のハードリカー、客室乗務員のソムリエ(マジでソムリエの資格持っているのでしょうか? それともワインがお好きなFAさんってことでしょうか? ここ不明)セレクトのワインなど、ほぼ一式フルセットで揃っていました。
とはいえワインにこだわるのであれば、せめてチーズくらいはプロセスチーズではなくナチュラルチーズを何種類か揃えて頂きたいところではありましたね。なので今回はワインは諦め、あられとビールで和ませて頂きました。
フードコーナーの写真を撮るのが苦手(無意味に萎縮してしまう)なので写真はありませんが、頑張って撮影したのが以下の動画。
■ インターネットサービス
ノートPCがあると日常も仕事も切り離せなくなってしまうので、プライベートの旅行の際はノートPCは持参しないようにしています。しかし今回は出張。ビジネス移動で初のラウンジ利用ということで、今回はサクララウンジannexのインターネットサービスにもお世話になりました。
ここは館内全体で無線LANが利用可能です。近くにあるキャセイラウンジ内の無線LANも拾えますが、わざわざキャセイのほうに繋げる理由はありませんね。無線LANが利用できたので今回は使いませんでしたが、喫煙室の窓際に設置されたカウンターには有線LANのジャックも来ていたみたいです。たぶんラウンジ(2)にも有線LANが来ていたことでしょう。
最初にメールクライアントを使おうとしたところPOPの応答がなくあれれと思い、ならばWEBメールで確認しようとしたところ、ご覧の通りの画面が表示され、これを経てブラウザはもちろんメールクライアントも無事利用できるようになりました。どうも無線LANの電波を拾ったあとは、まず所定のプロキシーをブラウザから明示的に通らないとインターネットは利用できないみたいです(当たり前といえば当たり前か)。
ブラウザでのアクセスは特にどこかへの接続に制限をかけているという様子は見受けられませんでした、ANAのサイト、JGC修行系のサイト(w、全部問題なくアクセスできました。
■ 全体的な感想
とにもかくにも「広い! ゆったり! 広い! ゆったり!」が印象に残ったラウンジでした。スワンナブーム空港のTGのラウンジ辺りと比べても、一人あたりの専有面積はこちらの方がはるかに広いように感じました。
その一方で、現在リニューアルが進行している成田の他のJALラウンジと比べると、フードやドリンクといった分かりやすい部分でのサービスは一歩立ち後れているのかもしれません。
実際にラウンジを利用していたその時は「まあこんなものかな」と思いましたが、こうやってエントリーを書くための比較対象として1フロア下のサクララウンジ(本館)の事を調べてみるとその差は歴然。
もしかしたら現状のサクララウンジannexは、今回の俺のように「JALともワンワールドとも何の関係もないけど、行きがかり上JALのラウンジを利用する人」専用の隔離空間として機能しているのかしらんなどと穿ったことを考えてしまうほどの格差があるようです。
このページ(ていうかswf)が示すJALの2タミリニューアルのロードマップにはサクララウンジannexの改装は含まれていないようなので、ここは当面このままの空間なのかもしれません。
とは言えこの広さと利用者の少なさ、それがもたらす静かさは何物にも代え難いメリット。
「マジモードで仕事しなきゃならないからお子様が奇声をあげる類の空間は勘弁」とか「とにかく眠いんです。寝かせて下さい」という方であれば、敢えてこのサクララウンジannexを選んでみるのも手でしょう。とにかく和めます。
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