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マイラー的PASMO選び - 02:乗車スタイル毎のマイル数の検証

前回のエントリーでは、JALと提携した小田急と、ANAと提携した東京メトロではクレジットカードポイントのシステムも、乗車ポイントの加算方法もまったく異なっていることをご説明しました。

今回のエントリーでは、小田急と東京メトロ、それぞれをどのように乗ると最終的に獲得できる総マイル、マイル単価がどれだけ変動するかを確認してみます。


※ご注意
以下の情報は2007年2月末の公開情報、及び公開情報からの類推で構成されています。実際のサービスイン時点では内容が異なっている可能性があることを予めご承知願います。
また、数回の推敲を行い、誤りがない情報を心がけておりますが、誤りに気付かれました場合にはご指摘頂ければ幸いです。


以下のような前提を作り、いくつかの乗車例を組み合わせてみました。

  • 小田急、東京メトロともに最低運賃、最高運賃を組み合わせて検討
  • 乗車回数8回(=4往復)は、週末のみ電車を利用するような、いわゆる専業主婦のようなライフスタイルの方を想定
  • 乗車回数40回(=20往復)は、平日毎日電車を利用する、学生やサラリーマンなどを想定
  • PASMOチャージ用のクレジットカードは、その他のショッピングなどは一切行わない運賃支払い専門カードとする
  • 小田急オートチャージキャンペーン」「To Me CARD入会キャンペーン」期間内に利用開始する
  • 「小田急オートチャージキャンペーン」のクレジットご利用ポイント5倍は考慮しない(JALマイルが5倍加算されるとは考えにくいため)

ご自身の小田急、東京メトロの利用パターンに近いものを当てはめてみてください。

  1. 小田急のみを使う人
    小田急の120円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の120円区間を1ヶ月に40回乗車
    小田急の850円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の850円区間を1ヶ月に40回乗車
  2. 東京メトロだけを使う人
    東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
    東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車
    東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
    東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
  3. 小田急、東京メトロを乗り継いで使う人
    小田急の120円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の120円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車
    小田急の850円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の850円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
    小田急の120円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の120円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
    小田急の850円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
    小田急の850円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車

小田急の120円区間を1ヶ月に8回乗車
比較表を別ウィンドウで開く

小田急沿線在住。週末にとなり町まで買い物に行く程度……。そんな使い方の人はJALカード OPクレジットの普通カードが一番。まあまあ順当な結果となりました。獲得マイル数ではTo Me Cardゴールドが一位ですが、これは「To Me CARD入会キャンペーン」の加算ポイントに支えられた結果です。カード年会費も高いので、ライトな小田急ユーザーがわざわざこれを選ぶことはないでしょう。

小田急の120円区間を1ヶ月に40回乗車
比較表を別ウィンドウで開く

乗車回数に応じた累進加算になる小田急乗車ポイントは、乗車回数が多いほど還元率が上がるので、たとえ最低運賃の乗車でも、利用頻度が多ければ獲得マイル数が上向きます。小田急だけを頻繁に利用する場合は、さすがにわざわざTo Me Cardを選ぶ必要はなさそうです。

小田急の850円区間を1ヶ月に8回乗車
比較表を別ウィンドウで開く

小田急を長区間利用するけれども利用頻度は少ない人。こういう使い方の場合はちょっと悩ましいことになってきます。To Me Cardゴールドで獲得できるマイル数がなかなか魅力的に見えてしまうので、もしこの人がANA専マイラーならますます悩みが深くなりそうです。

小田急の850円区間を1ヶ月に40回乗車
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やはり回数を乗る場合、小田急乗車ポイントの加算方法が効いてきます。一年の乗車で国内特典航空券が一人分獲得できてしまいます。この辺りになるとTo Me Cardの還元率はかなり悪化してきます。まあ東京メトロに乗らない以上当たり前のことなんですけど。

東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
比較表を別ウィンドウで開く

獲得マイル数、単価ともにTo Me Cardゴールドが圧勝です。しかし、カードのショッピングがそのままマイルとして加算されるJALカード Opクレジットは獲得マイル数において一般のTo Me Cardよりも良い数値を出しています。JALマイラーの方なら、小田急にまったく乗らないのに敢えてJALカード OPクレジットを作る……。そんな利用もアリかもしれません。

東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車
比較表を別ウィンドウで開く

この事例でも引き続きTo Me Card勢が好成績を納めています。しかしメトロポイントは乗車回数が少なくても多くても加算率が変わらないため、乗れば乗るほどマイル単価は悪化する残念な事態となっています。

東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
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ここでも一番はTo Me Cardゴールドで、一般のTo Me Cardの成績の悪さは変わりません。今回の候補の中では唯一の年会費無料カードですが、獲得マイル合計、マイル単価ともにJALカードに負けてしまう場合がありえてしまう、マイラー的には選びにくいカードかもしれません。

東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
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このパターンほど東京メトロに特化した使い方をすると、さすがに一般のTo Me Cardもなんとか許せる順位に上がってきます。でも気をつけるべきは全てのカードでマイル単価が悪化しているという事実。このパターンの乗車がメインの人は、PASMOでマイルを積むためにわざわざ新たにクレジットカードを作ることの是非のまず検討したほうが良いかも、です。

小田急の120円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
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小田急と東京メトロをほぼ同じ運賃で乗り継ぎつつ、乗車回数が少ない場合。こんな場合はJALカード OPクレジットの利点は活きてきません。「To Me CARD入会キャンペーン」の効果が強く働くTo Me Cardゴールドが一番です。もっとも、マイル単価はおしなべて好調なので、ANAとJALのどちらのマイルをメインに貯めているかでカードを選ぶことができる、一番悩みの少ない乗車パターンと言うこともできそうです。

小田急の120円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車
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乗車回数が多いといきなり獲得マイルが跳ね上がるのがJALカード OPクレジット。JALカードショッピングマイルプレミアムを適用しない場合でもTo Me Cardゴールドよりもはるかに好成績です。東京メトロに対する支払い運賃のほうが多いのに、小田急でカードを作ったほうがオトク……、この辺りからそんな「ねじれ」が発生してきます。

小田急の850円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
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月の乗車回数が10回以下の場合にはポイントがまったく付与されないのも小田急乗車ポイントの際だった特徴。圧倒的に小田急に対する支払いの方が多いにもかかわらず、マイル単価は好転しません。

小田急の850円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
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今回作った乗車パターンの中で、総支払額と乗車回数が最大のヘビーユーザーパターン。結果もなかなか派手なことになっています。この辺りになるとANA専の人も、サブでJALをおさえておきたくなるような、そんな獲得マイル数とマイル単価が出てきました。

小田急の120円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に8回乗車
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小田急と東京メトロを乗り継ぎつつ、東京メトロの乗車区間の方が圧倒的に長い場合はこんな感じです。マイル単価はあまり良くないのですが、差もあまり顕著なことにはならず、この事例でもJALメインの人は小田急、ANAメインの人は東京メトロで選ぶことができます。

小田急の120円区間、東京メトロの270円区間を1ヶ月に40回乗車
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例えば綾瀬在住、代々木上原経由で下北沢に通勤する人。そんな人が実際にいるかどうか分かりませんが、そういう乗車例の場合はこうなります。「最寄り駅の路線だから」「長区間乗るし」と思って単純にTo Me Cardを作ってしまうと悲しいことになってしまう「ねじれ」が極端に現れるパターンです。

小田急の850円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に8回乗車
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青山〜表参道界隈でショッピングなさるのが週末の日課になっている小田原在住マダム(w そんな方の場合も、小田急に対する支払額が圧倒的に多いにも関わらず、乗車回数の少なさから小田急乗車ポイントが発生しないため、どちらのカードを作っても同程度の獲得マイル数になってしまいます。この結果を「JALかANA、好きな方を選べてラッキー」と見るべきか、「これだけ小田急に払うのに還元率悪い!」と見るべきか……。

小田急の850円区間、東京メトロの160円区間を1ヶ月に40回乗車
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小田急沿線、郊外のベッドタウンにお住いのサラリーマンの方などがこれに近い利用例になるでしょうか。いくつか作った極端なパターンの中でも一番「ありがち」かもしれません。乗車回数と運賃がダイレクトに反映されるJALカード OPクレジットの圧勝で、獲得マイル数は最大かつマイル単価も絶好調です。どれだけ信心深いANA信者でも、このパターンではTo Me Cardを選ぶことはできないでしょう。

JALカード OPクレジット



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