『日経トレンディ』2007年7月号「最新・最短ルートで目指せ! ポイント長者」を読んで - 2
俺自身はもう陸マイル熱はけっこう冷めてしまっているので、ほんとーにさらーりと流すつもりだったのですが、読んでいるうちにどうしても書きたくなってしまいまして。
すみませんすみませんごめんなさいごめんなさい。多分また長文です。
読後の感想としては「ポイントサービスを取り巻く混沌とした現在の状況がよく分かるなあ」という感じでしょうか。
■ 前半特集「ルールが変わった! 裏技も変わった! ポイント長者への道2007」
航空会社のマイル移行ばかりが取りざたされていたここ2,3年の状況に対し、前半特集では「"夢"をためるか?」「"リアル"をためるか?」と唱ってマイル以外の多数の選択肢を詳細に示しています。しかしそれら選択肢のうちのどれが最良であるかの指針は示されていません。
おそらく編集の人はもはや最良の選択肢を示せる状況ではないということに気付いていて、敢えて示さないスタンスで構成した特集なのだと思います。
ポイントに対して 既にある程度高い意識を持ち、どこか集約先を定めてポイントを集めている人が自分の手法を再検証するには多いに参考になりそうですが、今からポイント獲得を始めようとする人は迷いが深まってしまうだけなのではないでしょうか。
この特集の表層をうっかり真に受けて「ANAが貯めやすいみたいだけどJALの方が航路充実してるし、すこしずつ両方貯めてみようかな」なんて思ってしまったらもう危険。多重申込フラグが点灯します。
これだけ広範に紹介するのであれば、カードの作り方、持ち方についてもどこかで一言触れて欲しかったです。
あと「家族に自分のアフィサイトを踏ませる」ほか、けっこう乱暴なことをしれっと紹介していることに驚きました。この特集が改悪のきっかけになったりしないことを衷心より祈念しております(ホントマジで)。
■ 後半特集「新プレーヤーが続々登場! ポイントビジネス&電子マネー最前線」
いずれにせよ「ポイントを貯めよう!」というスタンスだった前半特集に対し、後半特集はかなり角度が変わり、自ら前半の熱に水を注しています。しかし、この後半特集の内容こそが編集者の良心。
これからは後半で書かれていることをどう理解するかが重要なのかなあという気がします。
ポイント移行のチャート図はもはや誰も読み解けないほど錯綜し、多くのサービスで来月の交換レートが読めない現状って、おそらく末期的な状況だと思います。
この状況でも引き続きアンテナの感度を高く維持し続け、意識的にカードやサービスを使い分けて行けば、日経トレンディの言う「ポイント『セレブ』」になれるのかも知れませんが、俺はもうポイント獲得については大概で結構。なんなら下流でもいいや*という感じです。
まがりなりにも一度はANA陸マイラーを志したので、俺の所持するクレジットカードの「デッキ」は数回の入れ替えを経てANAマイル寄りな構成になっています。
獲得できるANAマイル数最優先で各カードのパフォーマンスを真剣に洗い直すと、一枚一枚のカードは決して最善の選択肢ではないことは分かっています。
しかしANAマイル以外の —時に数値化できない— 価値も勘案してデッキ全体で見た場合、今の俺の消費スタイルに一番ぴったりなのはこのデッキかなあという感じ。獲得出来るマイル数が最大化できていなかったところで特に不満は感じません。
獲得できるポイント数もレートもいつ変更されるか分かったものではない現状では、「ポイントを貯めやすい」カードをいたずらに追いかけ続けるのではなく、今持っているカードを前提として受け入れ、そのカードを利用ことで得られる「得」とは何か。その「得」で自分の消費生活はどう変わっていくのか……。
今の自分にとって今はそんなアプローチの方が現実的で、これからはこんな観点からカードの情報を追いかけていくことになりそうです。
結局のところ、俺らはクレジットカード会社や各種ポイントサービス提供業者の手のひらの上で踊っている訳です。
ひところであれば彼らの想定を越えて綺麗に踊る事もできたかもしれませんが、これからはどうやればクレジットカード会社の思惑に無意識に流され過ぎることなく、自分自身が納得できるように踊れるのかを考えるべきなのかなあと思ったりしています。
何か書いているうちに考えが広がりすぎ、訳もなく詩的な表現まで飛び出したりしてエントリーのまとめに困っていますが、無理矢理に平たく短くまとめるなら
- 獲得ポイント数の積み上げにやっきになるのは俺にはもう無理
- 消費の「質」の向上を目的としてカードの使い方を考えていきたい
*そんな意欲の低さこそまさに『下流社会〜新たな階層集団の出現』の指摘するところの「下流」らしいですね
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コメント
ポイントバブル
続編楽しみにしてました(笑)。
情報多寡な現状では、情報の適切な選択と信頼性の検証がますます難しくなってきています。モラルの問題もありますが、善悪の区別でさえも、現代人は情報に頼っているのが現状でしょう。そういった意味では、メジャー誌が「家族にアフィサイトを踏ませる」などのルール違反をルール違反と批判せず、遠回しに推奨するような表現をすることには不快感を覚えます。
裏付けのない週刊誌ネタを新聞に堂々と掲載したり、情報番組と言い逃れすることで、科学的根拠の無い現象を肯定的に演出したり、内容そのものをねつ造したりという最近のマスメディアの荒廃ぶりは目にあまります。権威主義がネットに浸食されつつあるとはいえ、最低限のモラルとプロ意識がなさ過ぎます。
また、お邪魔します。リンクありがとうございました。しかも、コメントまでいただいて、うれしいです。
>shieさん
「家族に自分のアフィを……」件、改めて楽天アフィリエイトの規約を読み返してみたら、明確に禁止していない模様ですね。
参考:http://affiliate.rakuten.co.jp/rule/ 第7条(禁止事項)
第7条第12項が気になるところではありますが、いずれ信義則上好ましくないことには変わりないと思います。
今回の特集は、個人のマイラー系ブログなどでグレーとされているような部分に踏み込んでいるような踏み込んでいないような……、そんな微妙なところを突いているように思いました。
>jaljalさん
ご丁寧にありがとうございます。
なんかこのエントリーは陸マイル収集を否定的に捉えるような内容に見えてしまうかも知れませんが、もちろん「おらぁもう二度とポイントなんて貯めない!」なんてことはなく、引き続き無理のない範囲で取り組んで行こうと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
私もTRENDY読みました。
はっきり言って内容が複雑すぎて理解に苦しみました。CPKOさんの解説のがずっとわかり易いですね。ホテル系のポイントカードにまで手を染めないようにしないと、ホテル修行までやってる余裕ないですからね。
それよか別冊付録のE-410実験リポートのが気になってたりしてます^^;
禁止事項
いつものことながら規約ってのはややこしい(笑)。
楽天では禁止はしていないんですねぇ〜。
今度中の人に聞いてみますね。
中の人!
>Shieさん
うわ、中の人にお知り合いおられるんですか! や、やぶへびになっちゃうかも(^^;
>みなかもさん
俺のダウナー方向な言いっぱなしエントリーが分かりやすいかはさておき、確かにもうしっちゃかめっちゃかですよね。この特集も随所に「どこかの提携でどこか別の処の提携が破綻を来して……」なんていうことばかりかかれていますし(^^;
>ホテル系のポイントカードにまで手を染めないようにしないと、ホテル修行までやってる余裕ないですからね。
SFCには確かスターウッドの上級会員とステータスマッチできる特典があったはずです。こういうのを上手く使うくらいで丁度良いのかなと思っています。
>別冊付録のE-410実験リポート
俺はE-510待ちです。欲しいレンズを組み合わせると一気に予算オーバーで悩ましいところです……(;´д⊂)
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